子猫リレー事業~上原勇一郎の繋がる和~

こんにちは、上原勇一郎です。

以前に、無類の猫好きと書きましたが、そんな私が気になる記事を見つけました。

「保護子猫 命のバトン シニアが育て若い飼い主へ」

http://mainichi.jp/articles/20161022/k00/00e/040/243000c

記事によると、

「全国の猫の殺処分は年間6万7091匹(2015年度)に上り、

うち生後数週間の子猫が約7割を占める。」

そうです。

今は猫ブームで猫がもてはやされていますが、

猫ブームが去った後、捨てられる猫や売れなくなった猫で、

この数字がさらに増えることがとても心配です。

そんな中、昨年10月から始まった「子猫リレー事業」が注目を集めているそうです。

「自治体に保護された子猫を

獣医師やシニアボランティアが引き取って世話した後、

若い世代の飼い主に譲渡する取り組み」です。

大阪市獣医師会(同市東成区)が主導する事業で、

保護猫の譲渡活動を獣医師会が主導する事例は全国初のようです。

この記事を見た時、これはいい!と思いました。

私はよく里親募集サイトを見るのですが、

里子に出す猫たちが幸せになれるよう、里親希望者には審査があります。

その中に、〇歳以上(高齢者)は対象外、というのも少なくありません。

最近の猫は、病気や事故から守るために、完全室内飼いのケースが多く、

寿命も延びています。

以前は猫の寿命は10歳と言われていましたが、

今では20歳以上生きる猫もけっこういるようです。

そうなると、猫の最期まで世話ができる人が里親の対象になるわけです。

しかし、高齢になっても、猫と生活したい人はいますよね。

その方たちが、子猫の命のバトンを託されるというのは、

双方にとって幸せなシステムですね。

動物病院で、授乳・しつけ・健康管理をして3ヶ月まで育った子猫を、

「60歳以上のボランティア「キトン(子猫)シッター」の家に預けられ、

愛情を注がれながら人と暮らすうえでのルールを学ぶ」そうです。

その後、

「6カ月を過ぎると、「終生飼育」など厳しい条件をクリアした

原則40歳未満の飼い主に引き取られる。」という仕組み。

一番かわいい時なので、手放すのはとても寂しいと思いますが、

また次に新しい子を預かることで、どんどん命をつないでいけるというのは、

嬉しいですね。

「事業開始から1年、市獣医師会は88匹の子猫を引き取り、

うち23匹に新しい飼い主が見つかった。」

殺処分されてしまっていたかもしれない命。

これからも、この活動が広がっていくことを願っています。

今から猫を迎えようと思っている方。

ぜひ、元保護猫をおうちに迎えてみませんか。

お問い合わせ先は、記事のリンクをご覧ください。

http://mainichi.jp/articles/20161022/k00/00e/040/243000c